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未成年者のスマートフォン所有率37.4% 高校生は6割超に

日時: 2012年12月10日 18:09

デジタルアーツが10日発表した未成年の携帯電話・スマートフォン使用実態調査の調査結果を示すグラフ。

デジタルアーツが10日発表した未成年の携帯電話・スマートフォン使用実態調査の調査結果を示すグラフ。【写真詳細】

 デジタルアーツが10日発表した未成年の携帯電話・スマートフォン使用実態調査によると、スマートフォン所有率は昨年11月の14.4%から37.4%へと大幅に拡大していた。特に高校生では、男女とも所有率が6割を超えており、スマートフォンの所有者が多数派になりつつある傾向がうかがえる。

 今回の調査は、携帯電話・スマートフォンを所持する全国の小・中・高校生男女618名とその保護者層618名、合計1,236名を対象としたもの。特に、実際の友達やネットで知り合った人とのコミュニケーションの取り方や今後の関係性についての考えを調査したという。実施期間は11月9日から10日。

■未成年全体のスマートフォン使用割合は37%

 調査結果によると、現在何らかのスマートフォンを使用している未成年の割合は37.4%と、昨年11月の14.4%から約2.6倍に増加した。今年6月は30.6%であった。

 また、スマートフォンを未使用で今後使う意向のある子供の割合は48.5%と、意向なしの14.1%を大きく上回っており、今後も使用率が増加していくことが考えられる。

■高校生のスマートフォン使用割合は6割超

 高校生に限れば、女子高校生のスマートフォン所有率は65%で、昨年11月の20.9%から3倍以上に拡大している。男子高校生も昨年11月の32%から60.2%へと拡大した。昨年11月の時点では、男子高校生への普及率が上回っていたが、今年6月の時点で、女子高校生が54.4%、男子高校生が47.6%と逆転し、11月現在も女子高生の所有率が上回っている。特に女子高校生の間では、ここ1年間で急速に普及が進んだことがうかがえる。

 一方、今回の調査の主目的となっているスマホを通じたコミュニケーションの取り方についての設問では、子供が様々な経路を通じてネットで知り合いを見つけていることが分かる。また、ネットで知り合った人と「ほぼ毎日」連絡を取る子供が20%と、少なくない割合の子供がネット上での知り合いと頻繁にコミュニケーションをとっていることも示されている。

■リアルな友達との連絡方法

 小学生~高校生まで、リアルな友達との連絡方法で、一番使用率が高いのはメールで、全体の利用率は81.9%。次いで電話が58.7%だった。

 高校生では、LINE、Twitter、mixi、Skypeの使用率も高い。無料通話ができるLINEは、特に女子高校生で54.5%と過半数を超えていた。高校生の男女別では、女子でmixiとアメーバピグ・アメブロの利用地が男子を大きく上回るという差も見られた。

■ネットで知り合った経緯

 また、ネットで知り合った人とコミュニケーションをする人(親278名、子供324名)が、ネットで知り合った経緯としては、中学生がTwitter、mixi、LINE、アメーバピグ・アメブロ、Facebook、オンラインでつながっているゲームがそれぞれ20%前後の回答率を占めている。

 高校生でも、Twitter、mixi、LINE、アメーバピグ・アメブロ、Facebook、オンラインでつながっているゲームの回答率が高く、加えてSkypeも男子で21.3%、女子で12.3%と高い回答率であった。

■ネットで知り合った人とのコミュニケーション頻度

 また、ネットで知り合った人とコミュニケーションをする人(親278名、子供324名)が、ネットで知り合った人と連絡を取る頻度は、「ほぼ毎日」が子供の全体で21.9%、「週に数回」が25.6%。「年に数回以下」が30.6%だった。学校×性別ごとの集計では、女子中学生が最も「ほぼ毎日」の回答割合が高く30.2%、次いで男子高校生の26.7%だった。

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