NHN Japanは1日、4月1日より新たにゲーム開発会社として設立され、業務を開始したと発表した。

　旧NHN Japanが発表した2013年2月6日付け報道資料「会社分割計画に関するお知らせ」では、ゲーム事業を承継する新設会社名を「Hangame株式会社（仮称）」としていたが、NHN Japanは2003年よりゲームを主力事業として展開してきた経緯から、新たに設立したゲーム開発会社でも引き続き「NHN Japan 株式会社」を商号として用いることとなった。

　また、同報道資料では、新NHN Japanの代表を、今回会社分割により新設されたLINE株式会社代表取締役社長の森川亮氏が兼務する予定としていたが、双方の事業を加速度的に成長させていくにはより事業に特化したマネジメントが必要となることから、新たに加藤雅樹氏が新NHN Japanの代表取締役社長に就任することとなった。

　ゲーム開発会社として新たにスタートしたNHN Japanは、現在急激な成長を遂げているスマートフォンゲーム市場ならびにPCオンラインゲーム市場向けに高クオリティのゲームを開発し、新しい楽しみ・体験を求める顧客の期待に応えるゲームを提供していく方針。

　特にスマートフォンゲーム事業は、公開2か月で世界累計2,000万ダウンロードを突破した「LINE POP」などの実績が示すとおり、LINE株式会社が運営する「LINE」向けゲーム開発に大きな強みを保有している。NHN Japanでは引き続き「LINE」向けにゲームを提供していくほか、同社の独自ブランドによる展開も国内外で行っていく計画。

　また、国内シェアNo.1のPCオンラインゲーム事業では、自社開発タイトルの提供と国内外の優良タイトルのパブリッシングサービスを一層強化し、さらなるシェア拡大を目指す。