NTTドコモは10日、現在提供している様々なサービスをより便利により多くの顧客に提供することを目的として、11月13日より「docomo ID」認証を本格的に導入すると発表した。

　これまでドコモでは回線認証をベースにサービスを提供してきた。一方「docomo ID」認証については、主に利用料金の確認など一部のサービスでの利用にとどまっていた。今回「docomo ID」認証を本格的に導入し、各種サービスで統一した認証方法として「docomo ID」を利用することにより4つの付加価値を提供していく。

　1つ目は、Xi・FOMAのモバイルネットワークとWi-Fi、家庭のブロードバンド回線など、通信回線の種類を問わずサービスを利用できる「ネットワークフリー」の提供。2つ目は、スマートフォン、タブレット、パソコンなど異なるデバイスで利用シーンに合わせてサービスを楽しめる「デバイスフリー」への対応。3つ目は、OSに依存せずサービスが使えるようになる「OSフリー」の実現。そして最終的には、ドコモの回線契約の有無にかかわらずサービスを利用できる「キャリアフリー」を実現する。これら4つの付加価値を提供することで、どこでも、どのデバイスでも、誰でもドコモのサービスを便利に使用できる環境を整える。

　今後、各サービスで4つの付加価値を段階的に実現していく。中でもdマーケットの各サービスなどの主力サービスについては2014年3月までに順次キャリアフリー化し、これまで以上に多くの顧客がドコモのサービスを楽しめる環境を提供する。