ソニーは7日、A4サイズ相当の13.3型で世界最薄・最軽量を実現し、紙のように読み書きしやすいというデジタルペーパー『DPT-S1』を12月3日に発売すると発表した。【写真詳細】

　ソニーは7日、A4サイズ相当の13.3型で世界最薄・最軽量を実現し、紙のように読み書きしやすいというデジタルペーパー『DPT-S1』を12月3日に発売すると発表した。

　同製品は、ディスプレイにA4サイズ相当の13.3型（1,200×1,600ドット）フレキシブル電子ペーパーを採用した端末。細かい文字もくっきりと紙文書と同じような文字サイズとレイアウトで読むことができる上、大画面ながら世界最薄・最軽量のボディ（厚さ約6.8mm、質量約358g）を実現している。

　画面に触れてメニューやページ送りの操作ができることに加え、付属のペンで紙のように滑らかに書くこともできる。また、Wi-Fi機能を搭載しているため、ワイヤレスネットワークを介したファイルの共有もできる。

　「デジタルペーパー会議ソリューション」は、会議資料をワイヤレスネットワークで配布できるほか、サーバーにアクセスして必要な資料を簡単に検索したり、手書きした資料をサーバー上の個人フォルダーへアップロードできる。

　「デジタルペーパー授業支援ソリューション」では、学生への教材の配布やレポート・テストの回収、添削結果のフィードバックを一元管理することで授業の効率化を支援する。

　グループワークで書き込んだファイルをグループ間で共有し、それに書き込んだ意見を見ながらディスカッションをするといったアクティブ・ラーニング（能動的学習）など、これまで手間がかかり取り入れられなかった新しい学習スタイルを可能にすることで、学習効果の向上にも貢献できるという。