「OCN モバイル ONE」において、通信が混雑する時間帯の通信速度やコンテンツ表示に要する時間を改善

日時: 2017年05月24日 11:00

発表:NTTコミュニケーションズ株式会社

再送トラフィック量の削減

再送トラフィック量の削減【写真詳細】

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、株式会社NTTドコモ(以下、NTTドコモ)の回線を利用したモバイル通信サービス「OCN モバイル ONE」において、2017年5月から、NTT Comの設備内にトラフィックコントロール装置を導入することにより、通信速度やコンテンツ表示に要する時間(※)の大幅な改善を実現しました。
具体的には、「OCN モバイル ONE」商用サービス環境下の検証で、昼休みなどの利用混雑時間帯における通信速度を最大3倍に改善、コンテンツ表示に要する時間(※)を最大80%短縮する効果を確認しました。詳細は下記<計測方法の概要>を参照ください。
NTT Comは、通信回線の継続的な増強や、「バースト転送機能」の提供など、体感速度を向上するための取り組みを実施しており、今回のトラフィックコントロール装置の導入もその一環です。

1. 背景
昼休みなど、モバイル通信の利用が集中し、通信回線が混雑する時間においては、スムーズに動画が観られなかったり、Webサイトなどのコンテンツの表示が通常より遅くなったりする場合があります。このような状況の改善を目的に、今回の取り組みを実施しました。

2. 取り組みの概要
通信回線が混雑している場合、データのパケットを効率的に送受信することができず、パケットを何度も再送する状況が発生します。その結果、通信回線全体を流れるパケットの量が増加し、効率的な通信が行いにくくなります。
このたび新たに導入したトラフィックコントロール装置は、データの送受信タイミングや送受信するデータ量を通信回線の混雑状況に応じて柔軟に調整することができます。これにより、パケットの再送トラフィック量を削減し、今までよりも効率的なパケットの送受信を可能にしました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/129212/img_129212_1.jpg
3.今後の展開
今後も「OCN モバイル ONE」をより快適にご利用いただくため、通信回線の継続的な増強や、更なる通信の効率化による取り組みなど、引き続き品質向上を目指していきます。
また、今回の取り組みについては、NTT Comのモバイルアクセス卸サービス(MVNE)をご利用のMVNO各社に対しても提供することを予定しています。


<計測方法の概要>
【期間】2017年3月7日(火)、9日(木)、10日(金)
【時間】各日 7:30-9:00、10:00-11:00、12:00-13:10、14:00-15:00、18:00-22:00
【場所】東京都港区
【方法】LTE対応スマートフォン端末2台を用いて、トラフィックコントロール装置がある場合とない場合を同時に計測。
・通信速度: 「Ookla Speedtest.net」を利用
・コンテンツ表示に要する時間(※):0.5MB~3.0MBの画像データを表示する時間をツールを用いて計測


※: 画像やWebサイトなどを読み込む時間のこと。


*記載されている会社名、製品名やサービス名は各社の登録商標または商標です。


■関連リンク
OCN モバイル ONE
http://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html
NTTコミュニケーションズ モバイルアクセス卸サービス(MVNE)
http://www.ntt.com/business/services/network/m2m-remote-access/bmobile/course.html

プレスリリース情報提供元:@Press

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