フルーク・ネットワークス、光ファイバー障害の主原因であるコネクター端面の汚れを瞬時に自動合否判定できるMPOコネクター端面検査スコープを提供開始

日時: 2019年03月13日 12:00

発表:フルーク・ネットワークス (TFF フルーク)

フルーク・ネットワークス、光ファイバー障害の主原因であるコネクター端面の汚れを瞬時に自動合否判定できるMPOコネクター端面検査スコープを提供開始

フルーク・ネットワークス、光ファイバー障害の主原因であるコネクター端面の汚れを瞬時に自動合否判定できるMPOコネクター端面検査スコープを提供開始【写真詳細】

フルーク・ネットワークス、光ファイバー障害の主原因であるコネクター端面の汚れを瞬時に自動合否判定できるMPOコネクター端面検査スコープを提供開始
フルーク・ネットワークス、光ファイバー障害の主原因であるコネクター端面の汚れを瞬時に自動合否判定できるMPOコネクター端面検査スコープを提供開始



テスターからネットワーク管理まで幅広いネットワーク関連製品を提供する、米フルーク・ネットワークスの日本法人である株式会社TFFフルーク社は、光ファイバー障害の主原因であるコネクター端面の汚れを1芯当たり2秒以下で合否判定できる、オートフォーカス機能を搭載したMPOコネクター端面検査スコープ「FI-3000 FiberInspector Pro」を3月15日に提供開始します。


 ~業界初、1回の操作で8~32芯までのMPOコネクター端面の汚れを1芯当たり2秒以下で自動テスト~


企業ネットワークの構内LANからデータセンターまで光ファイバー配線からメタル配線ネットワーク・インフラの性能試験用ケーブルテスターを幅広く提供する米フルーク・ネットワークスの日本法人である、株式会社TFF フルーク社(東京都港区、代表取締役:フレデリック・ミシェル、資本金:1億円、以下フルーク・ネットワークス)は、光ファイバー障害の主原因であるコネクター端面の汚れを1芯当たり2秒以下で合否判定できる、オートフォーカス機能を搭載したMPOコネクター端面検査スコープ「FI-3000 FiberInspector Pro(ファイバーインスペクター・プロ)」を3月15日に提供開始いたします。


「FI-3000 FiberInspector Pro」は、「FI-3000 FiberInspector Pro」本体、アクセサリーとして2種類のプローブ・チップ・セット (12/24芯UPC および 12/24芯APC)が付属し、別途、16/32芯UPCアクセサリーも用意されており、単芯ファイバー検査にも対応でき、LC、SC、1.25mm、2.5mm、およびE2000に対応したオプションのチップも利用可能の他、ケース、充電式バッテリー、および汎用電源アダプターが用意されていいます。価格は850,000円~(税別)となります。

フルーク・ネットワークスでは、初年度における「FI-3000 FiberInspector Pro」の売り上げ目標として100台をめざしております。


■スマートフォン利用により検査結果の共有できる最高速クラスのMPOコネクター端面スコープ

「FI-3000 FiberInspector Pro」は、業界で急速に普及している40Gbps、100Gbps 、200Gbps、400Gbpsの高速データセンターのバックボーン配線であるMPO配線※1の端面検査ができる、業界で最高速クラスのMPOコネクター端面スコープです。8~32芯までのMPOコネクター端面の汚れ確認試験を 1芯当たり2秒以下で完了することが可能です。

人間工学に基づいた設計により、数百ものMPOポートやパッチ・コードを簡単に検査でき、測定結果は2つのユーザー・インターフェースとレポート方法から選択できます。一つは、スマートフォンの iOS/Android アプリを使用して、MPO 配線を検査し、検査結果をテキストやソーシャル・メディアで簡単に共有できること。そして、もう一つは、「FI-3000 FiberInspector Pro」を Versiv※2 ケーブル配線認証システムと業界最先端の LinkWare™ PC※3 ケーブル・テスト管理ソフトウェアを組み合わせることで、メタル/光ファイバー配線の損失テスト、OTDR 測定、端面検査を実行して、結果を1つの完璧なレポートに統合できることです。


※1)MPO(Multi-Fiber Push On)配線:MPO (マルチ・ファイバー・プッシュオン) 光ファイバー・トランクは、業界で急速に普及している、40Gbps、100Gbps 、200Gbps、400Gbpsの高速データセンターのバックボーン配線。一般に、12芯タイプと24芯タイプがあり、構造上は、一本のケーブル内に12芯または24芯の光ファイバーが入っていて、規格化されたMPOコネクターで終端加工されている。コネクターの種類としては、「ピンあり」と「ピンなし」の2タイプに分かれ、最近では48芯タイプも登場している。

※2)「Versiv(バーシブ)」:フルーク・ネットワークスの認証試験ツールのプラットフォームを利用した製品ファミリー群のこと。Versiv共通のユニークなアーキテクチャーによりメタルおよび光ファイバー配線の認証試験とトラブルシューティングが迅速に実施できる。

※3)「LinkWare(リンクウェア)PC」:フルーク・ネットワークス製品に無償提供されているケーブル・テスト管理ソフトウェア。すばやく簡単に、レポート作成やテスト結果の容易な統合により、ワークフロー管理の負担を軽減できる。


■光ファイバー障害の主な原因であるファイバー端面の汚れを瞬時に判定

光ファイバー端面(フェルール端面)の汚れは、シングルモードおよびマルチモードの光ファイバー配線システムの問題の主な原因※4 となっています。汚れや微小なごみは挿入損失や反射の原因となり、光伝送が阻害され、トランシーバーが正常に機能しなくなることがあります。光ファイバー損失テストとOTDRテストによってこの問題を明らかにすることは可能ですが、接続部が汚れていると、光ファイバーのテストに時間がかかり、正確な結果を得ることができません。

汚れは光ファイバー認証テストの前や実施中、または後に問題になる可能性があり、また嵌合(かんごう)時に一方の端面からもう一方の端面に移動する可能性があるため、接続部の両側は常に清掃および検査することが必要です。さらに、汚染されたコネクターを嵌合すると、微細な破片が物理的に接触している端面間で破砕され、恒久的な損傷を引き起こす危険があります。

また、 保護キャップが付いていても、その樹脂表面がきれいに保たれているとは限らず、工場で終端処理されたパッチ・コードやピッグテールでさえも検査が必要となります。この光ファイバー障害のほとんどを占める汚れの原因を回避するには、まず端面を検査し、バルクヘッドまたは機器に挿入する前に汚れを取り除かなければなりません。光ファイバー端面の汚れやごみは簡単に別の端面にも移りやすいため、MPOコネクターを使用して光ファイバーを敷設する場合は必ず検査を行うことが必要となります。

また、オートフォーカス機能によって光ファイバー端面検査を即座に検査できるオートフォーカス機能の他、一時停止ボタンを使い、バックライト付きのVersivの大型ディスプレイ(320×240)でより詳細な検査を行うことができる等、光ファイバー配線の施工や測定の効率を大きくアップさせることができます。


※4):米フルーク・ネットワークスの調査によると、光ファイバー配線に当たる敷設工事業者/ネットワーク・オーナーの80%以上の問題が、光ファイバー配線でのコネクターのフェルール端面の汚れに起因するという結果が出ている。


■MPOコネクター端面検査の最も効率的なソリューション

「FI-3000 FiberInspector Pro」は数々の幅広い機能を備えているため、MPOファイバー端面のテストを簡単かつ効率的に行えます。スマートフォンやVersivメインフレームを使ってMPO端面の画像を完璧に確認することで、自動テストの合否結果を 素早く得ることができます。 マルチ・カメラ設計によって実現したライブ・ビュー機能により、簡単なタッチスクリーン操作で端面全体から1芯ずつの個々の端面までをリアルタイムで表示できます。結果をスマートフォンに保存してテキスト・メッセージや電子メールで共有して、業界標準とされる LinkWare PCケーブル・テスト管理ソフトウェアを使い、メタル/光ファイバー配線の損失、OTDR測定結果、端面の画像を含む完璧なプロジェクト・レポートを保存できます。人間工学に基づいたコンパクト設計とオートフォーカス機能により、数百ものケーブルやポートのテストを簡単かつ迅速に実行できます。


■瞬時にリアルタイム画像を提供する、オートフォーカスおよびオートセンタリングのライブ・ビュー機能

コネクターを「FI-3000 FiberInspector Pro」に挿入し、オートフォーカス・ボタンをタッチすると、ライブ・ビュー機能によって光ファイバー端面のライブ・ビューが瞬時に表示されます。デュアル・カメラ構成と、オートフォーカス機能による素早いセットアップにより端面全体の統合された単一の画像が、処理時間の遅延なく、瞬時に提供されます。さらに、簡単なジェスチャー操作で対象部分を拡大し、コネクター全体の横移動表示ができるほか、特定の光ファイバー画像をタップするだけで詳細表示が可能です。


■MPOコネクター端面の自動テストを1芯当たり2秒以下で実行して合否結果を表示

MPOコネクター端面の手動による検査は時間がかかり、人的ミスが発生する可能性があります。コネクター上の複数のファイバー端面をすべて手動で追跡するのは困難です。「FI-3000 FiberInspector Pro」のオートテスト・モードは、コネクター上のすべてのファイバー端面を検査し、IEC 61300-3-35業界規格に基づく評価を行い、合否結果を 迅速に提供します。ジェスチャー操作によるユーザー・インターフェースを介して、要約ビューと詳細ビューの切り替えを簡単に行えます。


■「FI-3000 FiberInspector Pro」の主な特長:

・MPOコネクター端面全体から1芯ずつ、個々のファイバー端面にわたり、一度で完璧な端面画像を提供するライブ・ビュー機能。

・スマートフォンによるテストの実行結果の共有や Versiv/LinkWare との統合により操作とドキュメント作成を簡素化。

・オートフォーカス/オートセンタリング機能のマルチ・カメラ設計により、1回の操作でリアルタイム画像を提供。

・暗い場所や配線の複雑なパッチ・パネルでの接続作業を容易にする特許取得中のフラッシュライトPortBright※5

・人間工学に基づいた頑丈な設計。

・8、12、16 UPCまたは APCコネクター (1 列または 2 列)、および単芯ファイバーをサポート。


※5)PortBright: 暗い場所や配線の複雑なパネルを照らす独自のフラッシュライト。(特許取得中)


※Versiv、LinkWare PCケーブル・テスト管理ソフトウェア、および単芯ファイバーのサポートは2019年後半から利用可能です。


<MPOコネクター端面検査スコープ「FI-3000 FiberInspector Pro」の価格>

  850,000円 ~(税別)。


フルーク・ネットワークスについて

フルーク・ネットワークスは、認証試験、トラブルシューティングおよび重要な配線インフラの設置および保守を行う専門家のための敷設用ツールにおける世界的なリーディング・カンパニーです。最も先端的なデータセンターの配線敷設を始め、最悪な環境下におけるサービスの復旧に至るまで、これまで培ったゆるぎない信頼性と比類のない性能の組み合わせにより、効率的なネットワーク敷設作業の完了を 確実なものとします。

現在、日本を含む世界50ヶ国以上で事業を展開しており、フルーク・ネットワークスの高品質、高付加価値ソリューションは既に世界20,000以上の企業ネットワーク、システム・インテグレーター等のネットワーク設計、構築の専門企業などで使用されています。

詳細は以下のURLをご参照ください。

https://jp.flukenetworks.com/


※FiberInspector、PortBright等の製品・機能は、米フルーク・ネットワークス社の登録商標または商標です。

※その他記載されている会社名、製品名等は、各社の登録商標または商標です。


■お問い合わせ先

株式会社TFF フルーク社

フルーク・ネットワークス 営業部

TEL : 03-6714-3117 

FAX : 03-6714-3118

e-mail : infoj@fluke.com



プレスリリース情報提供元:ValuePress!

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