データ中心型セキュリティの市場規模は、2026年に98億米ドル到達予測

日時: 2021年07月06日 10:00

発表:株式会社グローバルインフォメーション

データ中心型セキュリティの市場規模は、2026年に98億米ドル到達予測

データ中心型セキュリティの市場規模は、2026年に98億米ドル到達予測【写真詳細】


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「データ中心型セキュリティの世界市場 (~2026年):コンポーネント (ソフトウェア&ソリューション・プロフェッショナルサービス)・展開区分 (クラウド・オンプレミス)・組織規模・産業 (政府&防衛・ヘルスケア・電気通信)・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を7月5日より開始いたしました。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama1002644-data-centric-security-market-by-component-software.html

データ中心型セキュリティの市場規模は、2020年の35億米ドルからCAGR23.1%で成長し、2026年には98億米ドルに達すると予測されています。市場を牽引する主な要因としては、クラウドベースのデータセキュリティに対するデータ中心型セキュリティソリューションの需要の高まり、厳しいコンプライアンスや規制、ビッグデータ分析や機械学習(ML)、人工知能(AI)技術の活用による、企業データに対するリスクの増大などが挙げられます。一方、内部の脆弱性に起因する不便さや、セキュリティ侵害に対する組織の耐性が、データ中心型セキュリティ市場の成長を妨げています。さらに、企業の運営費にかかわる問題や、データ中心型セキュリティソリューションへの認識不足が、市場のベンダーが直面している主な課題となります。

日々生み出される情報量の増加に伴い、企業は構造化、半構造化、非構造化の形式で、膨大な量のデータを生成しています。その結果、企業はデジタル化への移行を進め、データ中心型セキュリティに重点を置くようになりました。データ中心型セキュリティソリューションは、企業のデータコンプライアンスとプライバシー保護に向け、包括的な方法を提供します。これらソリューションは、保管中のデータ、移動中のデータ、使用中のデータに適用することができ、データの分類と発見、暗号化、トークン化、マスキングによるデータ保護、データガバナンスとコンプライアンスなどのプロセスを含みます。また、ネットワーク、エンドポイント、アプリケーションのセキュリティではなく、データのプライバシーとセキュリティを重視しています。さらに、サイバー攻撃の増加に伴い、ミッションクリティカルなデータを保護するために、組織に不可欠な要素となっています。データ中心型セキュリティ市場は成長段階にありますが、エンドユーザー間で関心が高まっていることから、今後も大きな成長が見込まれます。

COVID-19のデータ中心型セキュリティへの影響

COVID-19の流行は、デジタル技術の利用と遠隔作業の原則に革命をもたらしました。ほとんどすべての業界で、リモートネットワークを利用したバーチャルな作業が行われています。このような新常態の労働環境により、パンデミックの間、企業はネットワークセキュリティや境界セキュリティなどの対策を講じて、資産をクラウドやデジタルプラットフォーム上に移動させることが不可欠となりました。しかし、このことは、同時にデータ漏洩件数の増加につながっています。パンデミックの期間中のみならず、パンデミック後も、どこにいてもデータを保護できるソフトウェアやソリューションが必要とされています。

推進要因:クラウドベースのデータ中心型セキュリティソリューションの需要の増加

データは、モバイル化が進むワークフォースの必要に応じて、クラウド上のどこにでも自由に流れるように、より速く成長しています。2020年には、IBM、Microsoft、Googleなどの企業がクラウド市場を独占し、AIやMLなど様々な先進技術を導入してデータを分析しています。これらの大量のデータを運用してその洞察をリアルタイムに得ることは、今後のクラウド基盤に新たな機会をもたらします。テクノロジーメディア大手のIDGによる2018年の調査では、73%の企業がアプリケーションやインフラをクラウド化しており、さらに17%が来年中に移行すると予想しています。大企業も中小企業も、クラウド上のデータを保護する必要性が高まっており、データ中心型セキュリティ市場が拡大することが予想されます。


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プレスリリース情報提供元:ValuePress!

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