2022年版インド市場におけるスマートフォン利用者アンケート調査結果を発表

日時: 2022年11月04日 09:00

発表:Counterpoint Technology Market Research Limited

2022年版インド市場におけるスマートフォン利用者アンケート調査結果を発表

2022年版インド市場におけるスマートフォン利用者アンケート調査結果を発表【写真詳細】

2022年版インド市場におけるスマートフォン利用者アンケート調査結果を発表
2022年版インド市場におけるスマートフォン利用者アンケート調査結果を発表


カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、インドにおけるスマートフォン利用者のほぼ半数が1年以内のスマートフォンの買い替えを考えていることが判明したという調査結果を含む、2022年度版インド市場におけるスマートフォン利用者アンケート調査結果を発表致しました。

インド市場における消費者は買い替えごとに高い価格帯の機種を求める傾向があるため、インドスマートフォン市場のASP(平均売価)は上昇すると見込まれています。また、買い替え時に選びたいスマートフォンブランドとして、アンケート回答者が最も多く名前を挙げたのが、Samsung、Apple、OnePlusでした。機能面に関しては、現在のスマートフォンを購入した時点における5Gの重要度は第10位だったにも関わらず、5G対応が次回購入機種に最も大事な機能の第3位という結果になっています。

過去、現在、今後におけるスマートフォン購入にまつわる消費者トレンドの変化を探ることが、今回の調査の目的として行いました。回答者が過去に持っていたスマートフォンに関しては、10,000~15,000インドルピー(約1.8~2.7万円)が中心価格帯でしたが、現在持っているスマートフォンに関しては、中心価格帯が15,000~20,000インドルピー(約2.7~3.6万円)にシフトしています。今後買うスマートフォンに関しては、中心価格帯がさらに上昇し、20,000~30,000インドルピー(約3.6~5.3万円)という結果になっています。

カウンターポイント社リサーチアナリストArushi Chawla氏は次の通り述べています。
「スマートフォンは、今や生活の重要な一部である。そのため、スマートフォン利用者は、買い替えごとに機種をアップグレードしようとする。また、新しいスマートフォンを買った後も、1/3以上のユーザーは元々使っていた機種を代替機や予備機として保持するつもりである。その一方で、様々な機種交換のプランが提供されており、1/4を超える回答者が、次機種を買うときに現在のスマートフォンを下取りに出すつもりでいる。下取りのおかげで、高価格のスマートフォンの購入が気軽になり、それなら使い勝手に優れ、機能も高い、高価格のスマートフォンにしよう、という流れになっている。」

図1: 20,000~30,000インドルピーが価格帯として主流に


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3Nzc0NSMzMDczOTcjNzc3NDVfZlRuS3dmUEtCZC5wbmc.png ]
出典: カウンターポイント社India Smartphone Yearly Consumer Study, 2022

次回購入したいスマートフォンブランドに関しては、次の調査結果となっています。
・Samsung、Apple、OnePlusが回答者に最も好まれた。
・Samsungユーザーのブランドロイヤリティがもっとも高く、過去にSamsungを持っていたユーザーの51%が、現在もSamsungを使っている。さらに、現在Samsungを使っているユーザーの43%が、次もSamsungを買いたいと回答した。
・Appleは、過去並びに現在の所有のシェアは低いが、次に買いたいブランドとしては第2位(20%)となった。

図2: 現在所有しているスマートフォンと、将来買いたいスマートフォンにおけるトップブランド


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3Nzc0NSMzMDczOTcjNzc3NDVfdFVWb2JBaHlXSS5wbmc.png ]
出典: カウンターポイント社India Smartphone Yearly Consumer Study, 2022

Chawla氏は次の通り付け加えています。
「Samsungはインドのスマートフォン利用者層をしっかり掴んでいる。同社は広い流通ネットワークを持っており、毎年新製品をほとんどの価格帯で出している。こうしたことで、Samsungはブランドの価値を作り出し、それを維持してきた。その結果として、今回の調査では、Samsungは過去持っていたスマートフォンにおいても、現在持っているスマートフォンにおいても、そして将来買いたいスマートフォンにおいてもトップだった。将来買いたいスマートフォンブランドとしてSamsungに続くのは、AppleとOnePlusである。ブランドを選ぶときの基準として重視されるのは、そのブランドの評判、先進機能、ユーザーインターフェースである。こうした要素と高価格帯指向から、ユーザーは高級スマートフォンブランドを好むようになってきている。また、希望価格帯が上がったことで、5G対応の有無が重要になってきた。もちろん5Gはどのスマートフォンブランドを選ぶかにおいて大事であるが、ことAppleを買いたいと思うユーザーにとっては、5Gは最も重要な項目となっている。」

本アンケート調査の方法に関して
本調査はインドにおいて多様なグループに分類したスマートフォンユーザーに対して、オンラインで実施したものです。1,075の回答を、割当法を用いて、市場における各社のシェアに合わせ、インド市場をより正確に再現するように調査結果にまとめています(統計的な精度は±4%以内)。

今回の発表に使用したアンケート以外のデータに関しては、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。 (調査時期:2022年10月1日~2022年10月31日)

【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/

プレスリリース情報提供元:ValuePress!

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