2022年第4四半期10月における中国スマートフォン市場販売シェアを発表〜iPhoneが中国で過去最高の月間シェアを達成〜

日時: 2022年12月12日 09:00

発表:Counterpoint Technology Market Research Limited

2022年第4四半期10月における中国スマートフォン市場販売シェアを発表〜iPhoneが中国で過去最高の月間シェアを達成〜

2022年第4四半期10月における中国スマートフォン市場販売シェアを発表〜iPhoneが中国で過去最高の月間シェアを達成〜【写真詳細】

2022年第4四半期10月における中国スマートフォン市場販売シェアを発表〜iPhoneが中国で過去最高の月間シェアを達成〜


カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、Appleは2022年第4四半期の10月に中国市場で過去最高の市場販売シェアとなる25%を獲得するとともに、二か月連続でスマートフォンメーカーのトップとなったという調査結果を含むMonthly Market Pulse Serviceによる最新調査を発表致しました。

2022年10月はiPhone 14シリーズがひと月を通じて販売された最初の月でもあり、また、同月に中国で販売された端末の4台に1台はiPhoneという結果となりました。

10月は主要スマートフォンメーカーが販売数字を落とす中、Appleのみ前月比で21%の成長を遂げました。また、前年同月比で中国でのスマートフォン販売全体は15%減少したものの、Appleの販売減はわずか4%に留まったことを受けて、Appleのシェアがさらに上昇しました。

この2年で、中国スマートフォン市場におけるAppleのシェアは新たな高みに達し、2020年のHuaweiに対する米国による貿易禁止開始後の2020年11月と12月に過去最高の月間シェアを記録後も、2021年の10、11、12月と記録を更新しています。

図1: 中国スマートフォン市場におけるApple販売シェア・2013年10月から2022年10月


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3Nzc0NSMzMDk2NTkjNzc3NDVfaUpISFFGUUduZy5wbmc.png ]
出典: カウンターポイント社Monthly Market Pulse

中国スマートフォン市場並びにAppleの市場における成長に関して、カウンターポイント社リサーチディレクターEthan Qi氏は次の通り述べています。
「中国市場の低迷には複数の要因が絡んでいる。マクロ経済の圧力とCOVID-19によるロックダウンとが消費者心理に悪影響を与えたことなどが挙げられる。販売全体は前月比で4%減少したが、Appleは市場の流れに負けなかった。また、これは高価格帯セグメントが本質的に悪条件に強いことも示している。過去2年の様子をみると、Appleは高価格帯市場におけるHuaweiのシェアを奪い、一人勝ちしたことが明らかである。誰もが疑わない高価格帯セグメントのリーダーの地位を、ほぼ手中にしたといえる。iPhone 14シリーズの出足は好調で、iPhone 14 ProとPro Maxの販売は前世代のiPhoneより好調である。また、iPhone 14がiPhone 13と対して違わないことからiPhone 13の好調も続いている。」

iPhone 14 Pro Maxは2022年10月において月間で最も中国で売れた機種となり、その二番手がiPhone 14 Proという結果でした。中国市場における発売開始5週間の販売成績をiPhone 13 ProシリーズとiPhone 14 Proシリーズで比較すると、iPhone 13 Proシリーズは47%で、iPhone 14シリーズでは70%に達しました。

iPhone 14シリーズにおいてProシリーズがより販売されていることに関して、カウンターポイント社シニアアナリストVarun Mishra氏は次の通り述べています。
「Proシリーズの人気が上昇していることは、中国に限ったことではない。米国など他の主要市場でも同様である。最近のAppleはProとProでない商品ラインナップに仕様で明確な差をつけている。例えば、Proバージョンには最新のプロセッサが搭載され、ダイナミックアイランド機能(画面上部に動画再生、電話など、その時必要な機能の簡易操作パネルが動的に表れる)が追加されて、特別感がアップした。このため、消費者にとっては、Proバージョンの価格差でどんな価値が手に入るか、納得感が高い。我々の過去の調査でも、消費者がProバージョンにもっと差をつけてほしいと望んでいたことがわかっている。そして今、14シリーズの中でProバージョンへの需要のシフトが明瞭に見られるようになった。端末を入手するまでの待ち時間にも、この流れが見てとれる。Proシリーズの注文から入手までの待ち時間は、主要地域で3~4週間である。こうしたことから、Proシリーズのおかげで、Appleは平均売価(ASP)においても2022年に記録を作ることになるだろう。」

本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://report.counterpointresearch.com/posts/report_view/Pulse/3505

今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。 (調査時期:2022年10月1日~2022年10月31日)


【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/

プレスリリース情報提供元:ValuePress!

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