2022年第3四半期スマートフォングローバル市場における売上を発表〜ASPが前年同期比10%上昇したことで、スマートフォン端末売上減少は3%に留まる〜

日時: 2023年01月16日 09:00

発表:Counterpoint Technology Market Research Limited

2022年第3四半期スマートフォングローバル市場における売上を発表〜ASPが前年同期比10%上昇したことで、スマートフォン端末売上減少は3%に留まる〜

2022年第3四半期スマートフォングローバル市場における売上を発表〜ASPが前年同期比10%上昇したことで、スマートフォン端末売上減少は3%に留まる〜【写真詳細】

2022年第3四半期スマートフォングローバル市場における売上を発表〜ASPが前年同期比10%上昇したことで、スマートフォン端末売上減少は3%に留まる〜


カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、スマートフォングローバル市場におけるスマートフォン端末の売上は2022年第3四半期に前年同期比3%減少し、1,000億米ドル(約13兆円)をわずかに上回る額となった一方、高価格帯セグメントが経済的な不透明さに強く、平均売価(ASP)は前年同期比10%上昇したという調査結果を含むMarket Monitor Serviceによる最新調査を発表致しました。

過去最高の出荷シェア(46%)だった5G機種も、そのコストが非5G機種の5倍だったため、ASPの上昇と売上増加に貢献しました。出荷に関して言えば、端末全体の出荷はこの四半期に前年同期比12%の減少となりました。

ASP上昇における5G機種の影響に関して、カウンターポイント社シニアアナリストHarmeet Singh Walia氏は次の通り述べています。
「800億米ドル(約10兆円)の売上規模を持つ5G機種は、売上全体に対するシェアが過去最高の80%に達した。昨年の第3四半期には、シェアは69%だった。その一方で、LTE機種の売上シェアは10%で190億米ドル(約2.5兆円)に低下した。4Gから5Gへの移行はAppleが主導しており、95%を超える端末が5G対応である同社の5G売上におけるシェアは5割を超える。Appleは、第3四半期に前年同期比で10%の売上成長と前年同期比で7%のASP上昇とを遂げ、スマートフォングローバル市場における端末ASPの上昇に貢献した。iPhone 14シリーズとProバージョンが、特に前のモデルと比べて好調だったことも好業績の要因である。」

図: スマートフォングローバル市場におけるトップ5携帯端末ブランドの市場レベニューシェア・2021年第3四半期と2022年第3四半期比較(単位: 10億米ドル)


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3Nzc0NSMzMTEzMjcjNzc3NDVfd3ZLVXJzTHhnUi5wbmc.png ]
※2021年以降はOPPOの成績にOnePlusを含む
出典: カウンターポイント社Quarterly Market Monitor Prelim Data, Q3 2022

Samsung
世界第2位のメーカーである同社は、最高級クラスの端末であるFlipとFoldシリーズの出荷がほぼ倍増し、5Gスマートフォンの売上も前年同期比27%成長したにも関わらず、2022年第3四半期のASPの上昇は2%と奮わなかった。ASPの伸びが少なかった原因は、同社が好調なS22シリーズからまだ発展途上の折り畳み型に軸足を移したことも理由の一つとして考えられる。結果として、Samsungの売上は2022年第3四半期に前年同期比4%減少した。

Xiaomi
売上は前年同期比4%伸びた。そのかなりの部分は低価格~中位価格帯の製品によるものである。300米ドル(約4万円)を超える価格帯のシェアは1.5%近く減少した。しかし、同社のポートフォリオは200米ドル(約2.6万円)未満の価格帯から、200~299米ドル(約2.6万~4万円)の価格帯へと大きくシフトしている。その結果、XiaomiのASPは前年同期比で14%成長し、205米ドル(約2.7万円)となった。

OPPO
前述のXiaomiとは逆に、ASPと売上の両方においても、それぞれ前年同期比で5%と27%落ち込んだ。これは、2022年第3四半期の同社が40%以上を出荷している中国においてCOVIDが流行し、その出荷が低迷したことが原因である。また、中国向けの出荷が過半のvivoは、さらに大きな打撃を受け、売上は前年同期比43%減少となった。それでも前四半期比では4%の成長である。


本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://report.counterpointresearch.com/posts/report_view/Monitor/3495


今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。 (調査時期:2022年7月1日~2022年9月30日)


【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/

プレスリリース情報提供元:ValuePress!

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