第4回「CNET Japan CMO Award」決定--資生堂ジャパン、三井住友カード、三越伊勢丹ホールディングスの3者に

日時: 2016年11月17日 17:00

発表:朝日インタラクティブ株式会社


朝日インタラクティブ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:相楽剛)は11月17日、ITビジネスのオンラインメディア「CNET Japan」が主催する第4回「CNET Japan CMO Award」の受賞者を以下の通り決定いたしました。表彰式は、12月7日に開催する『CNET Japan Conference 2016~RE EXPERIENCE ビジネスの成否を決める顧客体験・価値の再創造&CNET Japan CMO Award表彰式』において行われ、受賞者はパネルディスカッションに登壇します。

2016年11月17日
    朝日インタラクティブ株式会社
第4回「CNET Japan CMO Award」決定--資生堂ジャパン、三井住友カード、三越伊勢丹ホールディングスの3者に
~12月7日開催「CNET Japan Conference 2016」で表彰式&パネルディスカッション~

資生堂ジャパン株式会社
執行役員 マーケティング本部長(JCMO:ジャパンチーフマーケティングオフィサー)
音部大輔氏

三井住友カード株式会社
ネットビジネス事業部 部長
佐々木丈也氏

株式会社三越伊勢丹ホールディングス
常務執行役員 情報戦略本部長
中村守孝氏

朝日インタラクティブ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:相楽剛)は11月17日、ITビジネスのオンラインメディア「CNET Japan」が主催する第4回「CNET Japan CMO Award」の受賞者を以下の通り決定いたしました。表彰式は、12月7日に開催する『CNET Japan Conference 2016~RE EXPERIENCE ビジネスの成否を決める顧客体験・価値の再創造&CNET Japan CMO Award表彰式』において行われ、受賞者はパネルディスカッションに登壇します。

「CNET Japan CMO Award」とは
現在の日本において、マーケティングに関する全社的な統括責任者であるCMO(Chief Marketing Officer)の役職者を置いている企業は少ないと思います。しかし、どのような肩書きや立場であれ、戦略的にマーケティングを考え、実行し、そして企業の成長に貢献している人物、つまりCMO的な役回りを務めている人物は必ずいます。
CNET Japanでは、マーケティング戦略を経営に活かして実績をあげている企業に注目し、その中心となった人物を編集部で「CNET Japan CMO Award」として選出、表彰することで、日本におけるマーケティングやCMOの定義付け、重要性を訴求していきます。

今回の受賞者および授賞のポイントは、次の通りです。
受賞者
資生堂ジャパン株式会社
執行役員 マーケティング本部長(JCMO:ジャパンチーフマーケティングオフィサー)
音部大輔氏

授賞のポイント
資生堂は、世界で勝てる「日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指して中長期戦略「VISION 2020」に取り組んでいる。その実現のため、「マーケティング」と「イノベーション」の要素を掛け合わせてブランドを強化することや、実行力の高い人材育成や組織変革を大きな柱として、さまざまな取り組みを展開中だ。こうした中で、徹底したブランドマネジメントを実践していることを評価。「ブランドは“意味”」という共通認識のもと、「資生堂の○○」ではなく、各ブランド、商品ごとに意味づけ、動機付け、インサイトの分析をし、オフライン、オンラインに関係なく顧客のすべてのタッチポイントでブランディング、マーケティングを展開。また、「顧客の認識や体験がどう変化するか」に着目してオウンド、アーンド、ペイドのメディアを包括的に活用している。さらに、化粧品や美容についての質問や悩みに答える資生堂の直販ECウェブサービス「ワタシプラス」では、DMPなどを使い店頭での顧客データとも紐付けて顧客行動を分析し、理想的なブランド体験を導き出すことに注力している。一方で、こうしたマーケティング活動を属人化させないための組織や仕組み作りを重視。ブランド、商品をどうやって意味づけするのか、その意味付けをどのようにマーケティングプランにしていくかなど、考え方や手法をフォーマット化し、共有することで、成功したマーケティングプランの再現性も狙う。

三井住友カード株式会社
ネットビジネス事業部 部長
佐々木丈也氏

授賞のポイント
2400万もの膨大なクレジットカード会員を抱える三井住友カードは、この1年、分析ソリューションの「Adobe Analytics」と、テストとターゲティングソリューションの「Adobe Target」、そしてマーケティングオートメーションツールの「Salesforce Marketing Cloud」を駆使し、顧客とのコミュニケーションの取り方を大きく変化させてきた。自社優先の従来型マーケティングから、顧客の利益を優先するマーケティングへと大きく転換させたことを評価。顧客視点のマーケティングを推し進めるために「Customer first」、「Collaboration」、「Creation&Innovation」という3つの「C」を基本方針に掲げ、特に今年度はカスタマーエクスペリエンス(CX)の再設計に注力している。従来は、自社のLTV(Life Time Value)を優先し、1人の顧客から生涯で得られる収益をいかに上げていくかに注力しがちだったが、顧客離れを起こしたり、顧客の望まないコミュニケーションを続けたりしていると、最終的には自社のLTVを下げるため、絶対に譲ってはならない優先すべきことは、顧客にとってのLTVを上げることとした。そのため、質の高いプロダクトサービスを展開するのは当然だが、ウェブやメール、電話のみならず、SNSやスマートフォンアプリなどあらゆる顧客チャネルの改革に着手し、顧客が望むコミュニケーション手段やタイミングなどの向上に尽力している。

株式会社三越伊勢丹ホールディングス
常務執行役員 情報戦略本部長
中村守孝氏

授賞のポイント
百貨店は長い歴史で築かれたブランド力や顧客との関係に加え、メーカーや職人、デザイナーとのネットワークといった“アナログ価値”が存在し、こうした既存のブランドや接客能力、専門性、リアル店舗といったメリットをいかしつつ、IT活用によってデジタルの接点からこうした価値をさらに深める取り組みを積極化している。具体的には、店舗とECの境をなくそうと、ファッション系オウンドメディア運営、KDDIおよびOrigamiの協力で実施した「auスマートパス」会員向けイベントによるモバイルシフト実験、店舗内のビーコンと連携して売場案内をするアプリ「ISETANナビ」、地域情報ウェブメディア「タイムアウト東京」とのコラボ企画などを展開。さらに、3Dプリンタで制作したオーナメント付きの服、人工知能(AI)によるコーディネーション提案など最新テクノロジの活用にも前のめりだ。すべては、徹底して顧客に寄り添い、顧客の生涯にわたる豊かな生活作りに貢献したいという「ライフタイムコンシェルジェ」思想へとつながり、これを実現させるべくグループ外部のアセットも利用し、あらゆるサービスやコンテンツを統合する生態系の構築を積極的に目指している点を評価。


朝日インタラクティブでは、CNET Japanをはじめとした自社媒体を活用した、今回のような取り組みを通じ、最先端の情報を配信するとともに、日本の産業の発展の一端を担うことができればと考えております。


●CNET Japan Conference 2016
「RE EXPERIENCE~ビジネスの成否を決める顧客体験・価値の再創造&CNET Japan CMO Award表彰式」
開催日時:12月7日(水)13:00開演
場所:ベルサール神保町アネックス
参加費:無料(事前登録制)
概要:第4回となるCNET Japan CMO Award&マーケティングセミナー、今回のテーマは「RE EXPERIENCE」です。DMP、マーケティングオートメーションをはじめとするさまざまなマーケティングソリューションが取りそろえられ、企業の顧客は誰で、その顧客が潜在的に何を求めているのかを理解し、どのような顧客体験を提供すればいいかが以前よりもやりやすくなりました。
マルチデバイス、マルチスクリーン時代に、さまざまなデータを活用し、いまこそ顧客体験・価値を再定義し、マーケティングを経営事にするのが重要な時が来たわけです。顧客データの取得から分析、活用をいかに経営事につなげ、顧客価値を高めるとともに収益を向上させるべきか。このカンファレンスでは、CMO Award受賞企業の取り組みや、顧客経験価値向上のためのソリューションなどをお伝えします。

●第1回(2013年)「CNET Japan CMO Award」受賞
CNET Japan CMO Awardを開催 ~ 第1回はゲッティ イメージズ ジャパン他2社を表彰
●第2回(2014年)「CNET Japan CMO Award」受賞
第2回「CNET Japan CMO Award」を開催~KDDI ウェブコミュニケーションズ、ディー・エヌ・エー、ライオンの3者を表彰
●第3回(2015年)「CNET Japan CMO Award」受賞
第3回「CNET Japan CMO Award」決定~伊藤園、日本航空、パルコの3者に


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