ファミコン音源の“仕組みそのもの”で作曲できる、iPhone・iPad向けチップチューン制作アプリ「M-NES」をリリース
ファミコン音源の“仕組みそのもの”で作曲できる、iPhone・iPad向けチップチューン制作アプリ「M-NES」をリリース【写真詳細】
RP2A03 APUの5チャンネルをピアノロール上に再現。NSF/NSFeの原曲再生、編集可能な音符への変換、DPCMサンプルの作成、実機仕様に沿ったNSF書き出しまで、8bit音楽制作をiPhone・iPadで完結できるアプリです。
2026年8月21日
株式会社Code and DESIGN
株式会社Code and DESIGNは、本日2026年8月21日、iPhone・iPad向けチップチューン制作アプリ「M-NES」をApp Storeでリリースしました。
「M-NES」は、ファミコンに搭載されたRP2A03 APUの構造を再現し、あの8bitサウンドをピアノロールで制作できる音楽アプリです。
単にレトロゲーム風の音色プリセットを収録するのではなく、矩形波のデューティ比やスイープ、エンベロープ、ノイズ周期、DPCMのビットストリームなど、実機の音源チップが持つ仕組みを画面上で操作できるよう設計しています。
RP2A03 APUの5チャンネルをピアノロールで再現
M-NESには、RP2A03 APUに対応した以下の5トラックが用意されています。
Pulse 1
Pulse 2
Triangle
Noise
DMC
2つの矩形波トラックでは4種類のデューティ比、スイープ、エンベロープを設定できます。ノイズトラックでは16種類の周期と短周期モードに対応し、音の構造を確認しながらチップチューンを制作できます。
音符はピアノロールをタップして入力し、ドラッグして移動できます。一般的な音楽制作アプリに近い操作感を採用しているため、トラッカー形式に慣れていないユーザーでも8bit音楽制作を始められます。
NSF/NSFeファイルを再生し、編集可能な音符へ変換
M-NESは、NSFおよびNSFeファイルの読み込みに対応しています。
アプリ内部で6502とAPUを実行して原曲を再生し、複数の楽曲が収録されたファイルでは、曲名や演奏時間を確認しながら1曲ずつ選択できます。リピート再生や全曲連続再生にも対応しています。
さらに、選択した曲を再エミュレートしてAPUレジスタへの書き込みを追跡し、音程、タイミング、音量、ノイズ周期などを編集可能な音符へ変換できます。既存のNSFを聴くだけでなく、楽曲の構造を確認したり、取り込んだ音符をもとに新しい展開を作ったりすることができます。
WAVやAIFFからDPCMサンプルを作成
DPCMトラックでは、実機形式の1bitデータである「.dmc」ファイルを直接読み込めます。
また、WAV、AIFF、CAF形式のオーディオファイルを、実機仕様に沿った1bit DPCMデータへ変換する機能も搭載しています。変換後の波形をプレビューしながら、ドラム、効果音、声素材などを楽曲内に配置できます。
NSF/NSFeと48kHz WAVで書き出し
制作した楽曲は、以下の形式で保存・書き出しできます。
NSF
NSFe
48kHzモノラルWAV
M-NES専用の「.nesseq」プロジェクト
NSF/NSFeの書き出しでは、内蔵6502ドライバとAPUレジスタ列を生成します。「.nesseq」には音符や音色設定などの編集データが保存されるため、後からプロジェクトを開いて制作を続けられます。
NTSC・PAL・Dendyの違いも確認可能
RP2A03とRP2A07のクロックおよびフレームレートを切り替え、NTSC、PAL、Dendyそれぞれの環境による音程やテンポの違いを確認できます。
出力は実機と同様のモノラル方式を採用しています。地域ごとの動作を意識した楽曲制作や、ファミコン音源の仕組みを学ぶ用途にも活用できます。
「ファミコン風」ではなく、音源チップの構造から作る
M-NESが目指したのは、ファミコン風のサウンドを簡単に鳴らすだけのアプリではありません。
音源チップの各チャンネルがどのように音を作り、どのようなレジスタ操作によって楽曲が演奏されているのかを、実際に触りながら理解できる制作環境です。
チップチューンを制作している方はもちろん、ゲーム用の8bit BGMを作りたい方、NSFファイルの構造を研究したい方、レトロゲーム音源について学びたい方にも利用していただけます。
今後もユーザーから寄せられた意見やフィードバックをもとに、制作機能や操作性の改善を進めてまいります。
アプリ概要
アプリ名: M-NES
カテゴリ: ミュージック/チップチューン制作
リリース日: 2026年8月21日
対応端末: iPhone、iPad
対応OS: iOS 17.0以降
対応トラック: Pulse 1、Pulse 2、Triangle、Noise、DMC
読み込み形式: NSF、NSFe、DMC、WAV、AIFF、CAF
書き出し形式: NSF、NSFe、48kHzモノラルWAV、nesseq
配信場所: https://apps.apple.com/jp/app/id6799117945
開発・運営: 株式会社Code and DESIGN
公式ページ: https://utaverse.tokyo/mnes.html
プレスリリース情報提供元:ValuePress!
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