モーションコントロールの再発明。 市販パソコンで各種製造装置を制御・管理できる高機能ソフトモーション新製品「WMX3」販売開始
モーションコントロールの再発明。 市販パソコンで各種製造装置を制御・管理できる高機能ソフトモーション新製品「WMX3」販売開始【写真詳細】
弊社ソフトサーボシステムズ株式会社は、明日(7月25日)東京で開催される産業オープンネット展への出展に伴い、高機能ソフトモーション製品の最新バージョン「WMX3」を正式にリリースいたします。
「ソフトモーション」とは、専用NCボードや専用コントローラを用いずに、市販パソコンにインストールしたソフトウェアだけで各種サーボドライブやI/Oインターフェースを介して様々な製造装置やロボットなど多軸モーション制御を実現する弊社独自の技術です。弊社は創業以来、半導体製造装置や産業用ロボット等、国内の各種産業用装置メーカーの制御機能向上とコスト削減に貢献することを目的とし、ソフトモーション技術を用いた各種モーションコントローラ製品を提供してきました。
「WMX3」は最大128軸、最速0.125ms(16軸)のリアルタイム同期制御等、業界最高レベルのモーションコントローラ製品です。
ソフトサーボシステムズ株式会社(東京都立川市、代表取締役:梁富好/ヤンブホ、以下ソフトサーボ社)は、半導体製造装置やチップマウンター等、各種産業装置の制御性能を格段に向上させながらもコストを大幅に削減でき、かつインダストリー4.0やスマートファクトリーにも対応できる新しいタイプのモーションコントローラ製品「WMX3」の販売を、日本市場向けに8月より本格的に開始します。
ソフトサーボ社は、米マサチューセッツ工科大学(MIT)での研究成果に基づき、ベンチャー企業として1998年2月にMIT研究者により設立されたモーションコントローラの専門家集団です。その後本社機能を日本に移し、日本国内や韓国、中国等のアジアの装置産業にCNCやロボットコントローラ等、様々なモーションコントロール製品を開発、販売してきました。
従来、半導体製造装置等の各種産業装置では、PLCやCNCに代表されるハードウェア制御機器での制御が主流でした。しかし、市販パソコンの性能向上とWindowsなど汎用OSの安定性向上、FA向け高信頼性、長期供給パソコンの普及、さらに近年の工場のスマート化などに伴い、装置制御の分野においてパソコンの適用が急速に進んでいます。当社は創業時より、パソコンCPUの超高速演算能力を最大限に活かし、NCボード等専用ハードを一切用いずにパソコン上のソフトだけで様々な製造装置やロボットなど高速多軸モーション制御を実現する「ソフトモーション技術」の開発に取り組んで参りました。
またソフトサーボ社は、パソコンとサーボやセンサーのインターフェース(フィールドバス)として「EtherCAT」のソフトマスタを独自開発しました。EtherCATは、パソコンのLANポートに接続するイーサーネット高速通信を利用した次世代フィールドネットワークの標準規格として注目されており、米国や日本、韓国の大手半導体製造装置メーカーで採用されています。
ソフトサーボ社は、MIT時代から積み上げて来た独自のソフトモーション制御技術(特許取得済み)と独自のEtherCATソフトマスタを融合し、2013年に世界に先駆けて半導体製造装置向けのEtherCAT対応ソフトモーション製品「WMX」をリリースしました。WMXは一切専用のハード、専用ケーブルを必要とせず、市販パソコンと市販LANケーブルのみで超高速かつ多軸での同期制御を実現し、日本や韓国の半導体製造装置メーカや中国のスマートフォン製造装置メーカ、工作機メーカ、産業ロボットメーカ等で多くの採用実績を残してきました。
今回販売する「WMX3」では、ソフトモーション技術を格段にパワーアップし、最大128軸、最速0.125ms(16軸)のリアルタイム同期制御等、業界最高レベルのモーションコントロール機能を実現しました。マルチコアCPUの最適な演算分散やEtherCAT通信の最適化等の技術革新と、ますます高度化する装置メーカからのニーズを取り入れ、従来のWMXよりも使いやすく、より性能と機能が向上した新バージョンとしてリリースされます。
WMX3ではロボット制御機能を強化し、十台程度の産業用ロボットを一台のパソコンで同期制御することも可能になりました。また、ソフトウエアとしてのオープン性と柔軟性を向上させ、ユーザが独自制御アルゴリズムを簡単に開発、拡張できる機能も追加されました。
従来のハードウエア制御機器では不可能な機能を実現させたWMX3は、国内の装置メーカの制御機能向上とコスト削減に貢献すると期待しています。また、社内LANやクラウドに繋がる通常のパソコン上のソフトウエアのみで複数の製造装置を制御したり管理できるので、IoTやインダストリー4.0へのプラットフォームとして期待されます。
http://softservo.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/WMX3_Brochure_4page.pdf
ー「WMX3」の特徴
・最大128軸、I/O点数12000/12000、EtherCAT通信周期最短0.125ms
・豊富な加減速プロファイル(台形、ベル型(Sカーブ)、ジャーク、ジャーク比指定、正弦曲線加加速度、放物線加加速度、2段階速度、時間指定による移動平均)、加速・減速で別プロファイル指定可能
・補間機能:直線(128軸)、円弧(最大3軸)、ヘリカル補間(3軸)、連続経路等速補間機能
・APIバッファ、イベント等、Windowsアプリでは不可能な高速性を実現
・ガントリー軸等に適用可能な完全同期軸制御
・各種産業用ロボットキネマティックスを内蔵。複数の産業用ロボットや各種装置を同期制御可能。ロボット言語によるプログラミング
・ClassA標準EtherCATマスタ機能を実装。ホットコネクト、ホットスワップにも対応
・C/C++言語及び.NET用モーションライブラリを提供
・Visual Studioでユーザー独自アプリケーションが容易に構築可能
ー販売目標
「WMX3」の初年度5000セットの販売を見込んでいます。
ーお問い合わせ先
ソフトサーボシステムズ株式会社
担当:大塚(営業技術部)
〒190-0022 東京都立川市錦町3-1-13 立川ASビル
TEL: 042-512-5377
FAX: 042-512-5388
Mail: h_otsuka@softservo.com
HP: http://www.softservo.co.jp
プレスリリース情報提供元:ValuePress!
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