2024年度中国スマートフォン市場における高価格帯スマートフォン市場シェアを発表
2024年度中国スマートフォン市場における高価格帯スマートフォン市場シェアを発表【写真詳細】
カウンターポイント・リサーチ・エイチ・ケー (英文名: Counterpoint Research HK 以下、カウンターポイント社)は、2024年度中国スマートフォン市場における高価格帯スマートフォン(600米ドル以上)セグメントシェアはスマートフォン市場全体に対して28%となり、2018年の11%から大きく上昇したという調査結果を含むSmartphone Model Sales Trackerによる最新調査を発表致しました。
2024年度中国スマートフォン市場における高価格帯スマートフォン(600米ドル)セグメントのシェアは、スマートフォン市場全体の28%となり、2018年の11%から大きく上昇しました。中国スマートフォン市場では、2017年以降高価格帯機種へのシフトが顕著となっており、さらに米国によるHuaweiへの貿易制裁以降、動きに拍車がかかっています。
図1: 価格帯別中国スマートフォン市場における販売シェアの推移・2018年から2024年
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3Nzc0NSMzNTQ5NTkjNzc3NDVfbkhueEhteGl3ei5wbmc.png ]
出典:カウンターポイント社 Smartphone Model Sales Tracker
図2: メーカー別中国スマートフォン市場600米ドル以上セグメントの販売シェアの推移・2018年から2024年
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3Nzc0NSMzNTQ5NTkjNzc3NDVfRWdKQmVoZ0N4Qy5wbmc.png ]
出典:カウンターポイント社 Smartphone Model Sales Tracker
AppleとHuaweiは中国の高価格帯スマートフォン市場を長く寡占してきました。2024年には、両巨人合わせて、このセグメントの83%を占めました。Huaweiは5G対応のKirinチップセットを開発し、2023年以降復活を果たしています。一方でAppleのシェアは2024年に54%まで低下しました。
Huaweiの復活は、中国のサプライチェーンのエコシステムにおけるブレークスルーと言えます。これによって同社は競争力を取り戻しました。Huaweiの高価格帯機種セグメントにおけるシェアは、2024年には29%と、2023年の20%から大きく上昇しています。これは中国メーカーの中で最大の伸びです。Huaweiが5G KirinチップセットをPuraシリーズやNova 13シリーズなどの新機種に次々に搭載したことで、この伸びになりました。販売数量では、Huaweiは2024年に前年比37%の成長を記録し、その中でも高価格帯機種セグメントは前年比52%の大きな成長となっています。
他の中国メーカーも高価格帯機種市場でのシェアを伸ばそうと、さらに力を入れています。特に、米国による貿易禁止は中国メーカーにとって新たな機会となっています。各社合わせたシェアは2020年の5%から、2024年は15%へと伸びました。特に、Xiaomiやvivoは高価格帯機種セグメントで前年比約50%の伸びをみせています。それでも各社の販売数量はAppleやHuaweiと比較して少なく、高価格帯機種市場で確固たる足場を得るにはまだ長い時間と挑戦とを要します。各社は、厳しさを増す競争の中で、イノベーションを継続し、一貫した戦略をもって戦う必要があります。
中国メーカーはまた400〜600米ドル価格帯も支配しています。この価格帯は、将来、高価格帯機種に買い替える予備軍として極めて重要です。中国メーカー全体で、この価格帯でのシェアは2023年の89%から2024年は91%へと増加しています。中国メーカーのスマートフォンがただ安いだけではなく、性能も申し分ないことから、消費者が自国製品を選んでいる、という傾向がはっきり示されています。
今後も高価格帯機種指向は中国スマートフォン市場において継続するでしょう。また、競争も激化していきます。各社にとって、イノベーション、中国市場に合わせた作りこみ、ブランドとしての差別化に集中することが、この動きの速い市場で成功するための条件といえます。
本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://www.counterpointresearch.com/report/global-handset-model-sales-tracker-november-2024
今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。 (調査時期:2024年1月1日~2024年12月31日)
【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Research HKはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
プレスリリース情報提供元:ValuePress!
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