医療技術の国境を越えた継承 — スマートグラスでつなぐ日本とラオスの医療現場
ラオス国立子ども病院にて特定非営利活動法人ジャパンハート様が実施した小児固形がん治療の技術移転プロジェクトにおいて、弊社の「M400スマートグラス」が、術者視点の映像を録画・共有する医療技術支援の手段として活用されました。
スマートグラスと拡張現実(AR)技術製品のリーディングサプライヤーであるビュージックスジャパン株式会社 (本社:岡山県岡山市、代表取締役:藤井 慶一郎) は、ラオス国立小児病院においてM400スマートグラスが外科医の視点からの映像記録・共有ツールとして使用され、その活動レポートが2025年9月7日、特定非営利活動法人ジャパンハート公式HPにて公開されたことを発表いたします。本使用は、小児固形がん治療技術移転プロジェクトの手術活動において、教育的活用の可能性を検討する目的で実施されました。
スマートグラス導入の背景
本トライアルは、現地医師への技術移転を目的とした手術ミッションの一環として、
2025年7月16日から18日にかけて実施されました。日本から招聘された指導医がM400スマートグラスを装着し、術者視点の映像を録画・共有することで、遠隔地からのリアルタイム支援と教育効果の向上を図りました。
活用された主な機能
・本体録画機能
術者視点での高画質録画を実現し、音声認識による操作や非接触環境下での有効性を確認しました。
・オンライン画像共有機能
Zoomを通じて東京および他事業地とリアルタイムで映像を共有し、録画データはGigaCCファイル便で安全に配信することができました。
トライアル成果と課題
録画・共有機能は安定して動作し、教育・指導用途に十分な品質を確保できました。
一方で、画面サイズや焦点調整、ケーブル接続による制約、ネット環境への依存など、
現場での運用に向けた改善点も明らかになりました。
今後の展望
本トライアルを通じて、M400スマートグラスは医療現場における遠隔支援ツールとしての可能性を示しました。
今後は、事前設定や操作習熟を含めた運用体制の整備を進め、ジャパンハート様の他事業地への展開を視野に入れています。
詳細は、特定非営利活動法人ジャパンハートのウェブサイトに掲載されている手術活動レポートをご参照ください。
https://www.japanheart.org/reports/reports-laos/250907.html
【ビュージックスジャパン株式会社について】
ビュージックスジャパン株式会社は、企業、医療、防衛、および消費者市場向けの AI 対応スマートグラス、ウェーブガイド、拡張現実 (AR) テクノロジー、コンポーネント、および製品の設計、製造、販売を行うVuzix Corporationの完全子会社です。
当社の製品にはヘッドマウント型スマートパーソナルディスプレイやウェアラブルコンピューティングデバイスがあり、ユーザーにポータブルで高品質な視聴体験を提供します。モビリティ、ウェアラブル・ディスプレイ、AR(拡張現実)のためのソリューションを提供しているほか、ウェーブガイド光学部品やディスプレイエンジンのOEMも行っています。
Vuzixは光学、ヘッドマウントディスプレイ、AR(拡張現実)ビデオアイウェアの分野で450以上の特許と出願中の特許、そして多数の知的財産を保有しています。
当社はこれまでコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)の2005年から2024年までのイノベーション賞やワイヤレス技術革新賞などもいくつか獲得しています。
1997年に設立されたVuzixはアメリカ合衆国ニューヨーク州ロチェスター、そして日本の京都と岡山にオフィスを構えている上場企業(NASDAQ:VUZI)です。
プレスリリース情報提供元:ValuePress!
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