損保ジャパン、スマホ活用した「テレマティクス保険」開発、国内初
損害保険ジャパン日本興亜は27日、運転診断結果に応じて保険料が最大20%割引となる「テレマティクス保険」を国内の保険会社で初めて開発したと発表した。運転診断にはスマートフォンアプリを用いることで、特殊な専用機器を用いることなく誰でも利用可能とする。商品に対応するアプリは8月に提供を開始し、年内に商品の販売を開始する予定だ。
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「テレマティクス」とは、Telecommunication(通信)と Informatics(情報工学)から作られた造語。「テレマティクス保険」は、通信技術を活用したサービスにより収集したデータを保険料に反映させるタイプの自動車保険で、走行距離に連動したPAYD(pay as you drive)と、ドライバーの運転特性に連動したPHYD(pay how you drive)があり、スマートフォンを活用した今回の商品は、国内の保険会社初のPHYDになるという。
今回使用するアプリは、損保ジャパン日本興亜が2016年1月から提供している個人向けスマートフォン用カーナビアプリ「ポータブルスマイリングロード」。アプリのダウンロードは同社の自動車保険契約の有無にかかわらず、誰でも無料で行える。ダウンロード後は、運転時に独自のアルゴリズム、データ・クレンジング技術等により、ドライバー本人の走行データであることを特定し、先進技術を活用して運転特性を分析。一定期間の分析の後、安全運転度合いに応じ、適用可能な割引率(最大20%)と割引の適用可能時期をアプリ上に表示する。このデータをもとに損保ジャパン日本興亜と契約することで、割引が適用される。
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