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NECの「Dynamic TCP Optimization」を世界で初めて採用、BIGLOBE SIM通信集中時の通信速度を最大2倍に高速化~パケットロスを最大40%軽減~
図1:BIGLOBE SIMのパケットロス量の変化【写真詳細】
BIGLOBEプレスルーム
http://www.biglobe.co.jp/pressroom/release/2016/10/161005-a
ビッグローブ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役執行役員会長兼社長:中川 勝博、以下 BIGLOBE)は、高速モバイル通信サービス「BIGLOBE SIM」利用者が快適にスマートフォンを利用できるよう、日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼 CEO:新野 隆、以下 NEC)のTraffic Management Solution(以下 TMS)を採用し、TMSの主要機能である「Dynamic TCP Optimization(以下 D-TCP)」を活用することで、通信集中時の通信速度を最大2倍に高速化し、サービス体感品質の向上に成功しました。
TMSは、NECが開発した通信トラフィックを高度に制御するソリューションで、スマートフォン利用者の快適な通信環境やセキュアなサービス利用を実現するものです。「D-TCP」は、ネットワークの混雑時に発生しやすいパケットロス、パケット再送を大きく低減することが可能な機能で、2016年7月に導入して以降、効率的な通信の実現により「BIGLOBE SIM」の通信集中時の通信速度を最大2倍に高速化することができました。
「BIGLOBE SIM」のようなMVNOサービスは、MNOから調達したモバイルネットワークを利用して通信サービスを提供しています。ネットワークの混雑度が増すと調達しているネットワーク帯域を超えないようパケットを破棄し、利用者全体の通信を安定化させる制御を行います。一方で、WEBブラウジングや、動画再生など通信の多くは、TCP/IP通信プロトコルを利用しており、パケットロスが発生すると再度パケットを送受信する仕組みが働きます。このため、混雑時間帯にパケットロスが多く発生し、再送されるパケット量も多くなり更に通信速度が遅くなるという現象が発生していました。
MVNOサービスでは、混雑時間帯における通信速度の低下が大きな課題となっており、需要に応じてネットワーク帯域の増強等による対策を継続的に取り組んできました。このたび、NECが提供するTMSの主要機能である「D-TCP」を世界で初めて採用したことで、パケットロスを大きく低減し通信速度の改善に成功しました。
BIGLOBEは、今後もTMS等の革新的な技術を採用し更なる通信品質改善に取り組み、お客さまに喜ばれる高品質なMVNOサービスの提供を目指します。
※ 記載されている会社名および商品名は各社の登録商標または商標です。
図1:BIGLOBE SIMのパケットロス量の変化
https://www.atpress.ne.jp/releases/113264/img_113264_1.jpg
混雑時間帯にパケットロスが急激に増えていたが、D-TCP導入後、パケットロスを最大40%軽減による通信の高速化を実現。
図2:BIGLOBE SIMの再送パケットの変化
https://www.atpress.ne.jp/releases/113264/img_113264_2.jpg
BIGLOBE SIMにおけるパケットロスの軽減により、パケット再送量も最大40%減少。通信の高速化およびパケット消費量の節約を実現。
プレスリリース情報提供元:@Press
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